秋の夜長にオススメな小説を俺がオススメしていくスレ

1 :名無しさん@おーぷん :2014/09/20(土)01:20:53 ID:bN6aD4ttb
題名、
出版社、
目標ページ(ここまで読んでつまらなかったら自分に向いてないというおおよその判断ページ)、
所見を書いてく

 

 

2 :名無しさん@おーぷん :2014/09/20(土)01:21:40 ID:bN6aD4ttb
木曜日だった男 チェタストン 光文社 目標ページP120
19世紀のロンドンで大きな陰謀に巻き込まれる主人公の物語。謎解きやサスペンス、スパイものでありスピーディな展開にページをめくる手は止まらなくなる。最後は哲学的でもあり、自分で色々考察できる小説。ちなみに作者は差別主義者

木曜日だった男 一つの悪夢 (光文社古典新訳文庫)
 

 

3 :名無しさん@おーぷん :2014/09/20(土)01:23:19 ID:bN6aD4ttb
ガダラの豚 中島らも 集英社文庫 目標ページP100
鬼才、中島らもの代表作。ジャングルにビッチに呪術に家族愛に集団催眠にテレビ局サバイバルと、様々な要素が一つの作品に集まったにも関わらず、テンポが異常に良い奇跡の作品。
全三巻と量はあるように見えるが、ハマればどうってことはない。足りないくらい。ちなみに作者は灘高でロックと酒を覚えてエリートコースから外れる。

ガダラの豚 I (集英社文庫)
 

 

4 :名無しさん@6 :名無しさん@おーぷん :2014/09/20(土)01:25:29 ID:bN6aD4ttb

気まぐれ星のメモ 星新一 角川文庫
目標ページ なし
1000編以上のショートショートを書いた、SF界の巨人。彼が道を拓き小松左京が道を馴らしたと言われている。そんな天才大先生のエッセイがつまらないわけがない。この本の目標ページがない理由は、どこからでも読めるから。
個人的には手塚治虫とNY散歩の話が面白かった。

きまぐれ星のメモ (角川文庫)
 

 

11 :名無しさん@おーぷん :2014/09/20(土)01:27:43 ID:bN6aD4ttb
東京異聞 小野不由美 新潮文庫 目標ページP90
俺の好きな大正時代のお話。やっぱりゲームのライドウ好きの俺としては、これに出てくる妖しい生き物達が気になって仕方がないわけで、そういう意味で入れました。雰囲気は随一。喋る人形かわええ。ちなみに作者は十二国記という面白い小説の出版を遅らせに遅らせる冨樫的アイド

東亰異聞 (新潮文庫)
 

 

12 :名無しさん@おーぷん :2014/09/20(土)01:27:47 ID:1GW6fx56i
作者まで言及してるのがいいね
木曜日だった男始めて聞いたし今度読んでみよ

13 :名無しさん@おーぷん :2014/09/20(土)01:28:53 ID:teM2A3ToW
>>12
抵抗ないなら誰かがやる夫ssでやってたのがすぐ読めるで

 

 

14 :名無しさん@おーぷん :2014/09/20(土)01:29:18 ID:bN6aD4ttb
新訳マクベス シェイクスピア 角川文庫 目標ページなし
セリフだけだから読みにくいかもしれない。戯曲だから台本のようになっていて、マジでほとんど吹き出し。でも、SSを読んで、発言だけで状況を想像する能力に長けたお前らならきっとすぐに慣れると思う。目標ページが無いのは短いから。
特筆すべきは主人公の開き直りからの口上。もうどうしようもない状況で逆に雄々しくなる主人公には燃えること間違いなし。また、この新訳版には野村萬斎が参加しているので非常にリズムが良い。ちなみに作者は他にも名作がたくさんあるので、興味を持ったら是非。

マクベス (光文社古典新訳文庫)
 

 

 

16 :名無しさん@おーぷん :2014/09/20(土)01:32:20 ID:bN6aD4ttb
総会屋錦城収録、「浮上」 城山三郎 新潮文庫 目標ページ なし
経済小説の始祖であり歴史に深い造詣を持つ、知識の塊。そんな彼が脂の乗った時代に書いたのがこの短編、浮上。戦後に沈没船を引き上げる仕事を監督していた主人公を悩ませる、幾つかの問題。ひとつひとつの衝突が互いに理解できるものなために、読後感は複雑。でも名作。

総会屋錦城 (新潮文庫)
 

 

17 :名無しさん@おーぷん :2014/09/20(土)01:34:33 ID:bN6aD4ttb
夏への扉 ロバートAハインライン ハヤカワ文庫 目標ページP100
永遠の名作。主人公は猫と一緒に時間を行ったり来たりするんだけど、行く先々でいい人に会うのがすごくいい。主人公がもといた時代には厳しくしてくる人ばかりだっただけに、余計に来るものがある。猫好きには是非。
作者は複雑なSFを俺にもわかりやすく説明してくれて、教えなくていいところは触れない、SF作家にありがちな長くて無意味に見える文章が少ない。よって神。

夏への扉 (ハヤカワ文庫SF)
 

 

18 :名無しさん@おーぷん :2014/09/20(土)01:38:57 ID:bN6aD4ttb
銀の匙 中勘助 岩波文庫 目標ページP65
独特な文体で少年時代を回想する話。夏目漱石と同じ頃に書かれたにも関わらず、その普遍的な文体は今でも古さを感じさせない。小さい頃に持っていた純粋な気持ちを大人のこの人がなぜここまで表現できるのか不思議。
作者は寡作で、すぐに全作集められるのでこの文体に惚れた方は是非。

銀の匙 (岩波文庫)
 

 

19 :名無しさん@おーぷん :2014/09/20(土)01:44:13 ID:bN6aD4ttb
ハーモニー 伊藤計測 ハヤカワ文庫 目標ページ なし
全体化がもたらす思考停止と、それについていけない人達は何かを暗喩しているのかもしれない。何かはわからんけど。そんなことを思わせる作品。
登場人物の名前が独特だったり途中に挟み込まれる謎の記号の文は、まあそんなに気にせずに読んでほしい。目標ページがないのは自分と友人で面白さのギアがかかった場所が全然違う所だったから。作者は癌ですでに亡くなっているから、新作が出ることもない。まだまだ読みたかった作者だ。

ハーモニー (ハヤカワ文庫JA)
 

 

22 :名無しさん@おーぷん :2014/09/20(土)01:50:36 ID:bN6aD4ttb

とっぴんぱらりの風太郎 万城目学 文芸春秋 目標ページなし
700ページを超える大長編歴史小説を送り出してきたのは、直木賞に落ちることが趣味の変態京大作家、万城目学である。鹿男あをによしが面白かったが、次のプリンセストヨトミ、かのこちゃんと微妙な作品を連発してきたのだから当然期待値は下がるわけで、そんななかで発売されたこの京極夏彦にケンカを売るような分量は正直引いた。しかし、題名からもわかる通りこの歴史小説は腑抜けた感じで読みやすい。しかし、終盤何百ページからはもう激アツ。目標ページを書かなかったのは、自分でギアがかかる所を体験してほしいから。今年のオススメNO.1!

とっぴんぱらりの風太郎
 

 

25 :名無しさん@おーぷん :2014/09/20(土)01:58:15 ID:bN6aD4ttb

正義の微笑 太宰治 新潮文庫 目標ページなし(短編のため)
太宰といえば、自殺に心中に人間失格と、ネガティブなイメージが濃い。でも、走れメロスのように明るく希望のある作品も書く。
正義の微笑は、そんな太宰の陽の部分の作品だ。入試の失敗から役者になることを決断←⁉︎した主人公は兄の助けを借りながら、毎日を一生懸命に生きていく様子が日記調で綴られる。へーこんな明るいの書けんだ太宰はーって是非思って欲しいね。うん。ちなみに作者は坊ちゃん。有名か

正義と微笑

27 :名無しさん@おーぷん :2014/09/20(土)02:04:47 ID:vh4ctG9TH
>>25
すまん、作者は坊っちゃんってどゆこと?

28 :名無しさん@おーぷん :2014/09/20(土)02:06:53 ID:bN6aD4ttb
>>27
地元の名士、ボンボンってことです

29 :名無しさん@おーぷん :2014/09/20(土)02:10:35 ID:bTcxQhyNg
>>28
あぁ。サンキュ

 

 

31 :名無しさん@おーぷん :2014/09/20(土)02:21:50 ID:bN6aD4ttb
絶版でボツにした奴貼ります
魔都 久生十蘭 朝日文芸文庫 目標P93
大正時代の雰囲気好き→当時の東京の情報ほちぃ→夜の街の情報ほちぃ って人にはぴったりの小説。なんせこの小説、大正時代の東京の紀行文としても読めちゃうんだからすごい。ストーリーもゴミみたいな新聞記者が朝鮮皇帝に間違われるという奇想天外な始まり方。是非読んでほちぃが、惜しむらくはこの本が絶版だということ。まあ青空文庫にもKindleにも図書館にもあるから読みたい人は自分でがんばりや
ちやみに作者は従軍記者として東南アジアで威張る日本人将校を超バカにした文章を書くが、皮肉が遠回りすぎて普通の人には褒めているようにしか読めないため、そのまま出版された。戦時中に発表された本のほとんどは戦争賛美のため、戦後に発禁や作者の黒歴史になったのに、彼の日記だけはほぼ改訂されずにそのまま出ている

魔都―久生十蘭コレクション (朝日文芸文庫)
 

 

34 :名無しさん@おーぷん :2014/09/20(土)02:35:18 ID:bN6aD4ttb

黄金の羅針盤 フィリッププルマン 新潮文庫 目標P180
俗に言うライラの冒険シリーズ。登場人物にはダイモンという守護霊(口出しするペルソナ)がついており、その力を使いながらライラの叔父の野望を阻止する冒険活劇。低年齢向けに思えるかもしれないが、これ実は今までのキリスト観とは全く別の神話を作り出していて、保護者達やキリスト教信者から猛烈なバッシングを浴び、映画はネガティブキャンペーンが張られ、三部作の予定だったものが一部打ち切りになってしまった。そういうことを踏まえると、楽しく読めるかも。すごい示唆的というか、別の意味に捉えることの出来る現象がたくさん起きるよ

黄金の羅針盤 (ライラの冒険シリーズ (1))
 

 

35 :名無しさん@おーぷん :2014/09/20(土)03:08:01 ID:bN6aD4ttb
んあー佐藤泰志とか書きたいのあるけど明日リベンジしよーおやすー

引用:http://hayabusa.open2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1411143653/l50